ガラス、コンクリートくず及び陶磁器くずとは?処理方法や処理費用について詳しく解説致します
ガラス、コンクリートくず及び陶磁器くずとは

ガラス、コンクリートくず及び陶磁器くずとは、その名の通りガラスやコンクリートくず等の廃棄物です。ただし、建物の新設や解体撤去等の工事によって発生したコンクリート破片やガラスは「がれき類」に分類されます。
ガラス、コンクリートくず及び陶磁器くずの種類

ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くずの種類は多くの数があり、例えば板ガラスくず、破損ガラス、ガラス粉、コンクリートブロックくず、石膏ボードくず、インターロッキングくず、陶器くず 、耐火レンガくず、タイルくず、土器くず、磁器くず、せっ器くず、焼結材くず、フェライトくず、セラミックくず、素焼くず、耐火煉瓦くず、焼瓦くず等があります。そのほとんどが、建物の新設や解体撤去等の工事において排出される品目となります。
ガラス、コンクリートくず及び陶磁器くずの処分方法

ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くずの処処理方法について代表的な例を紹介します。まずガラス瓶は、その種類や状態によって大きく2つあります。1つ目はガラス瓶を綺麗に洗浄した後、中身を入れ替えてリターナブル瓶として再度出荷をする方法です。主に、瓶ビールやコーラ瓶等、規格が統一されているものや流通量の多いものが対象となります。2つ目はガラスを色分けし細かく破砕したのち、再度瓶として製造、もしくはグラスウールや路盤材といった他の製品に再生する方法です。この方法は、使い捨てが目的で製造された瓶や傷等によってそのまま再利用できない瓶が対象となります。次にその他のガラス製品についてですが、基本的にはガラス瓶と同じ処理をします。しかし、ガラス瓶とは違って色々な素材が混ざってしまっている場合もあり、その場合は破砕して埋め立てられるケースが多くなっています。続いてコンクリートくずの場合ですが、ほとんどが細かく破砕し再生砕石として利用されたり、セメント原料や路盤材として再利用されています。 最後に陶磁器くずについてですが、ほとんどは再利用せず破砕して埋め立てられています。ただし、製陶業が盛んな地域では、不良品や破損してしまった陶器を破砕し、再度陶器の原料として用いている場合もあります。
ガラス、コンクリートくず及び陶磁器くずに関してのまとめ
事業活動によって発生したガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くずは産業廃棄物として処理する必要があります。主な処分方法は、破砕後に埋め立て処理を行うか、路盤材等の原料としてリサイクルする方法があります。委託する前には、その業者が適切に処理を行えるか事前に確認し委託する必要があります。処理費用は、おおよそ4,000円/Kg~が相場となります。正確な料金を把握するためにも委託する処理業者には、廃棄物の情報をより詳しく伝えることが大切です。